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アリか無しか?
・今回のレビュータイトル
 「闘牌伝アカギ#21」「クラスターエッジ#20」
ローレライを(今更)見ました。
前情報が殆ど無しの状態から見始めて、伊507と言う名称(伊号潜水艇は海軍大型潜水艦の事で、50○ナンバーはドイツから接収したUボートに与えられる番号)や、大尉、大佐をちゃんと「だいい」「だいさ」と呼んでいるので、割と骨太な戦争映画だと思っていたのですが…その件に関しては見事に裏切られました(^_^A
「大」の呼び方もまちまちだったし。
設定を調べてみると、結構マニアックだったりするんですよね。1942年2月18日にカリブ海で米商船トムソンライクスと衝突、沈没した実在のフランスの大型潜水艦「シュルクーフ」をドイツ軍が海底から引き上げて(あるいは、この世界では沈んでなくて)改造したのが伊507と言う設定の様です…「だったら改装前の装備であれ、当時のドイツUボートの装備を考えても、機関砲が付いている筈なんだから爆撃機を落とす場面では機関砲を使うだろΣ(=ロ=;」と思う訳ですが、そこを三式弾(注1)でさえ無い普通の砲弾で「主砲発射ァ!」ってなノリでブチ落とす!このシーンが、この映画の全てを象徴しているように思えます。
つまり、戦争映画ではなく、マニアックな設定の漫画っぽい娯楽映画…てか、そういや東宝の特撮映画なんだなァコレ。全て納得(^_^A
まぁ、「ドイツ第三帝国が作った超兵器の中核となるのは一人の美少女」と言う設定からして、漫画的ですが(--;
そんな訳で、ローレライのシステムが出てきてから「ああ、リアルな形で戦争を描く物語では無いんだな」と見方を改め、「終戦当日には伊403(注2)が何処かに消える世界」の話として見る事にしました。
実際「娯楽映画」として作った事で、「戦争映画」として作るよりも成功していると思います。
戦争映画は地味だし、何と言っても現代人のメンタリティと戦時中の軍人のメンタリティは全く異なるんだから、それをそのまま描いても受け入れられないし、現代人の感覚でディフォルメした帝国軍人の方が受け入れやすいでしょう。そもそも学校で習っているはずなのに、日本とアメリカが戦争していた事を知らない女子高生も居る時代なんですから…orz
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突っ込み所も多いですが「東宝特撮映画に突っ込んだら負け」ですから。役所広司やギバちゃん、石黒賢を初めとした豪華なキャストがイイ感じの役を演じ、製作陣の「面白い映画を作るぞ」と言う意気込みが感じられる(コレを詰め込みすぎと見るかどうか微妙な線ですが)映画で、ちゃんと面白かったです。
キャラの掘り下げ等をしっかり描いてくれればなぁとも思いましたが(色々な部分で突然なので)、エンタメ性を重視する映画としては、2時間の間に目まぐるしくイベントを展開していくというやり方も理解できる手法なので、あえてソコは欠点には数えない事にしました。
しかし、不自然な所への突っ込みや、キャラの掘り下げは見ない事にしても、「被弾した駆逐艦の乗員の様子を描く事で、米軍の緊迫感とかパウラが受ける精神的ダメージとかを伝えようとは思わないのかなぁ?(--;」とか、「電源の回復に行くのは掌砲長の役目で、主砲発射は役所広司だろΣ(゚ロ゚)」とか、元野球部のキャラを、死ぬ為だけのキャラとして作っていて、しかも、単純に「ここら辺で人を死なせて話をしめましょう」程度の事で殺しているので「果たして監督(原作者)は、ここでコイツの死を描く事に意味があると本当に思っているのか?」と思いましたが…まぁ、こういった点は小説だと色々と掘り下げているのかもしれませんが、少なくとも映画では、ここら辺が本当に疑問。
あと、とりあえず監督は「眼下の敵」「レッドオクトーバーを追え」「ユリョン」「Uボート」あたりを見てから映画を撮るべきでした。潜水艦映画に大切な「一秒を争う潜水艦の戦い」が「ローレライ」には無く、「完全にアニメの演出」で作られているので(^_^A
完全に私の私見ですが、戦争映画としては3点、潜水艦映画としては16点、娯楽映画としては67点、東宝特撮映画としては85点(ゴジラファイナルウォーズを60点、ゴジラvsビオランテを80点として)と言った所でしょうか?
紅桃さんが「私がどういう感想を持つのか?」と尋ねられていた「最後のトコとかギバちゃんのトコとか」ですが、戦争映画として見たら「米軍艦隊は密集してるにも程が有るし、この状況で爆撃機の離陸を早めずに、時間ピッタリで離陸させる米司令部の律儀さには脱帽するし、伊507が爆撃機を砲撃するまで米艦隊は何の手出しもしないし、逃げ始めるまでも攻撃は無し(砲撃そのものに関しては前述したので省略)。N式の大きさと兵器運用を考えるとバッテリー稼働時間は1~4時間(注3)、果たしてその短い時間で米軍から逃れてどこかに上陸する事は可能なのか?」と、ありとあらゆる事情から最後のトコは無しですが、怪獣出ないだけで、間違う事無き東宝特撮映画なのでアリだと割り切りました(^_^A
しかし、ギバちゃんのトコは「えっ?特攻は駄目でコレはアリなの?」とか思いました(東宝特撮映画として見ても)。確かに差し迫った状況では有りましたが、アイコンタクトだけでOKというのも…だからと言って、差し迫った状況でウダウダ議論して欲しくも無いので「電源の回復に行くのは掌砲長の役目」と私は思った訳で(その場合、艦長に止めようが無いし)。

注1) SEEDで使用されていた特殊砲弾の元ネタ。旧日本軍が開発した対空クラスター砲弾…しかし、対空兵器として使わず、地上施設を攻撃する目的で使った方が効果的だと思う。
注2) 航空機3機を搭載する大型潜水艦「特型」のナンバーが伊40○。実際には402までしか存在せず、伊403は東宝特撮映画の中で登場する架空の潜水艦。
注3) 旧日本海軍の小型潜水艦時術は確かに世界最高峰で、真珠湾などで活躍し、その存在に米軍は終戦まで「あの小型潜水艦が米本土を奇襲したら!」と恐怖していたそうですが、実は活動時間は2時間程度で、湾内の破壊等を行った後は、母艦への帰艦も難しいという代物でした。アメリカ本土攻撃なんて無理。
帰艦しないので戦果が確認できず(アメリカも日本に戦果が知られて大量投入されたらたまらないので、小型潜水艇による被害を隠した)、魚雷発射時に反動で船体が浮上してしまい発見されやすい欠点もあって日本では過小評価され、代わりに人間魚雷回天が登場する訳です。

> アカギ
先週も書いたけど、三十分早っ!Σ(゚ロ゚)
アカギは「実は麻雀知らない方が面白いのでは?」と今回思いました。
と、言うのも先週の続きで、鷲巣がマンガン以上の役でツモか、ハネマン以上の役で部下の差込が入れば逆転し「2回戦終了>清算>アカギ死亡」、手元にイーサンワン(一萬と三萬。この牌はアカギから見えてません)にシャー(西)2枚(うち1枚は見えてません)を持っていて、待ちはリャンワン(二萬)。部下がシャーを1枚持っていると言う流れで、アカギはイーワンを捨ててリーチ、サブローワン(三萬or六萬)待ち。
このリーチでアカギが2千点支払った為に鷲頭との点差がつまり、鷲巣はマンガンでも部下からの指しこみで逆転でき、マンガンで良ければいつでも差し込める状態。
ハッキリ言って有りえない選択であり、「まさか安岡(アカギの仲間の悪徳警官)が当たり牌を引いてくると言う予感が有るのか?!(そうなると安岡の差込でアカギの逃げ切り)」「俺が引くのか…アカギはそれを感じているのか!」と、ヤクザも安岡もドキドキしますw
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が、当然「安岡にそんなおいしい役有りえない&ここに来て『予感で勝ちました』は無い」訳で、そんなに悔しがられても視聴者は困ります(^_^A
てか、麻雀を知ってる人は一萬切りリーチで、もう先が読めてしまったでしょう。
鷲巣の手が一萬、三萬、西、西。部下が西と三萬(透けて見える牌)を持っている訳ですから、鷲巣の部下が西を捨てて鷲巣がそれをポンして一萬を捨て、さらに鷲巣が部下に三萬を指しこませる訳だけど、その部下に差し込ませた三萬を頭ハネでアカギがロン…と言う展開が途中で見えてしまうんですね(^_^A
アカギには鷲巣が持っているイーサンワンは見えていないので、どうやって見えない牌がイーサンワンと見抜いたかが、最大の肝になる訳ですが、それは次回かなと…そう、今回の内容はたったコレだけの話です(^_^A
それを緊迫した状態で見てるので、30分早いの何の(^_^A
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完全にアカギに操られて、部下に三萬を切らせてしまった鷲巣は凄いショックを受けてます。「この鷲巣麻雀ではダブロン、トリロンアリなんじゃ~!」とか言い出しそうな勢いです…この時代にダブロンと言うルールが有ったのかは知りませんが。
今週のアカギの台詞
「リーチ」「フフ…残念、頭ハネだ」「気持ちが押されているから軽々に勝ちに走る。勝ちを急がなきゃ勝てた。ホンの2、3順我慢すれば勝てたのに、何を恐れているんだか…フフフ…以外に臆病だな、鷲巣巌」
30分番組で、ずっと出ずっぱりの主人公が、今週喋った全てがコレです(^_^A

> クラスターエッジ
人造兵をかくまっていた爺さん尻すぼみすぎΣ(=ロ=;
と言うよりも、銃を持った男5人相手にして、爺さんが実力では追い返せる訳が無く、口論でも興奮した5人を相手にしてはやり込められるのが当然なんだから「時間を稼ぐから、裏から逃げろ」と言うのがどう考えても普通の対応。
しかし、「爺さんは家族の為に人造兵を裏切ったんだ」という展開にしたかった為に、爺さんが自信満々に出て行ってやり込められるという「爺さんはどうして何とかなると思っていたんだ?」と思わずにはいられない不自然さが…(--;
あと、軍の車両が攻撃に有ったら、普通は服が乾いて夕暮れになるまでの時間が経過しているのに、救助or現場検証の部隊が来る気配が無く、軍に追われている人造兵がその付近に止まっていると言うのは不自然すぎます(--;
てか、襲った車両から物資を奪うロードクロサイト達と人造兵達が鉢合わせとかにならなかった事を考えると、どこまでフォンが流されたかって話になる訳ですが、事故現場から車を引き上げに人造兵が来てる訳で、やっぱ救助or現場検証の部隊と鉢合わせになるよなぁ…(--;
家族の為に人造兵を裏切った爺さんとか、人造兵とフォンの出会いとかを描きたいのは分かるのですが、練り込が全然足りてないです。思い付いた事をそのまま脚本にしちゃったような(--;
あんまり練りこまないまま、そんな脚本になった理由の一つに
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こんなシーンを入れる為に、脱がせる必然をストーリーで作ると言った事が有るでしょう。
入れるなとは言わないので、もっと練り込んで下さい。マジで。
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レビューありがとうございます☆
ツッコミどころや、感じたことが、殆ど一緒でしたw

>元野球キャラ
これはホントにこの役をやってる役者が哀れ…orz
この辺で主人公に関わりのある者を死なせとこう、みたいな制作側の意図が透けて見えたり、

>ギバちゃんの最後
も、あぁ、こういう見せ場も(娯楽映画として)美味しいよね~と。
ギバちゃんの東北出身という設定や、子持ち話など、ギバちゃん本人に合わせてるのも狙ってるのかな、と(笑)
でももうちょっと回想シーンとかほしかったですね。尺の関係か物足りない。パウラの過去もよくわからないし。

ローレライはガメラ(?)の樋口監督なので、特撮っぽくなってしまうのは仕方ないのかもしれませんね。しかし、アメリカサイドの描写は別のハリウッドの監督が撮ってるんですが、日本サイドとアメリカサイドと切り替わるたびに、緊張感が全然違って感じてしまったんですよね。やっぱ、ハリウッドの撮り方は上手いなぁ…と思わざるを得なくて(^^; 

ご存知かもしれませんが、ローレライ、戦国自衛隊1549、亡国のイージスは、去年立て続けに公開され、戦争映画人気を呼んだんですが、ファンからの評価は結構キビシかったようです(^^;)
戦国は見てないんですが、個人的にはローレライ>イージスという感じです。時間があれば、他2作も観てみてくださいw
あ、庵野監督の絵コンテ部分、分かりました??
(イージスでも庵野監督が絵コンテ切られてたようです。知らなかったw)
紅桃 | URL | 2006/02/22/Wed 23:02 [EDIT]
レイズナーって、そんなトンデモアニメだったんですか!?
うわあ、ブルースワットに近い匂いが漂ってくるようです。
響鬼なんて、まだまだ可愛いモノだったんですね。
と、いうことは最後の山々のシーンの子は、赤い髪の女の子(名前失念)が脱色したとかではなく、レイズナー組の年少の女の子(名前失念)の成長後とかですかね?
うわー、レイズナー見たい!!
最近は、妖怪人間ベムとかダンクーガのDVDもツタヤに入ってましたし、その内レイズナーも入るといいなあ。
エジソン | URL | 2006/02/23/Thu 21:22 [EDIT]
RE:紅桃さん&エジソンさん
>紅桃さん
ガメラ(平成3部作)の監督は金子監督と言う人です。
樋口監督と言う人は良く知らなかったので調べてみると、ガメラには特撮監督として関わっていたようです。
ちなみに金子監督と樋口監督の対立が凄まじく、庵野監督が「その不仲をテーマにしたガメラのメイキングビデオ」を作るほど(と言っても、金子監督を論破できなかった腹いせに、プロデューサーが庵野監督を通じて嫌がらせをした…と言う話も有ります(--;)。庵野監督と樋口監督の繋がりは、ソコからでしょうか?
庵野監督の絵コンテは(ビデオ帰して確認もできないのが悔やまれますが)、コレと言う確証は有りませんが、伊507の戦闘シーンに、何となくそれっぽい感じのものが有ったような気もしますが…見当外れだったり(^_^A
そうそう、ローレライを扱ったサイトで、庵野監督だけでなく、富野監督もローレライに出演している事を知りました。ローレライには色々な人が出てるんだなぁw

>エジソンさん
「最後の山々のシーン」の画像が小さく、確認が困難ですが、おそらくはそうです。
と、言うか、彼女とエイジのカップリングでは、年の差で見ればそれほど離れていなくとも、映像的にはどう見てもロリコンになってしまう為に、いきなり時が流れた…と言うのが時間経過の原因でしょう。
世界が荒廃したのはグラドスが地球を侵略してしまったからで、子供たちの内「メガネ君」と「最年長のヘタレ(第1部では痩せてたのに、第2部では中年太り…orz)」はグラドスの側に付いています。
ル・カインや死鬼隊の人たちも第2部の登場人物です。
レイズナーの第1部は「エイジがグラドスとの混血」で「敵を攻撃しない」ので、ガンダムSEEDでの「あなた本気で戦ってないでしょ!」と言うフレイの台詞が言いがかりでしかなかったのに対し、エイジは「命を懸けて地球の人達を守ろうとはしていても、それとグラドスと戦う事はイコールで無い」為、確かにそういわれても仕方が無い。その状態で、だんだん子供達がエイジを信頼し、かつて自分達がエイジに向けた不信感を大人達がエイジに対して向ける事への苛立ちみたいなのを描いて、いい感じの作品だったと思います…見たのが10年以上前なので、記憶が定かではありませんが(^_^A
黒川 | URL | 2006/02/23/Thu 22:41 [EDIT]
庵野監督に樋口監督が絵コンテを依頼したのも、そういった関係があったからでしょうねぇ。
そして、庵野監督が絵コンテ切った部分が、伊507の戦闘シーンの潜水艦に爆弾が撃ち込まれ、爆破する部分です。
大破の仕方が、あぁ、庵野監督だ、と納得してしまったんですが(笑)

>富野御大
そうそう!この方もなんかよくわかりませんが、関わってたみたいで。スタジオにも見に来てたみたいです。
ただ、庵野監督が「たまたまエキストラの数が足りなくて急遽主演をお願いされた」のに対して、御大は「出たがり」だったようで…^^;

あ、あともう一つ、すみません^^;
堤真一さんが演じてた将校?のイカレっぷりはどうでした?
紅桃 | URL | 2006/02/24/Fri 04:28 [EDIT]
RE:紅桃さん
> 爆破する部分
ああ、なるほど!凄い納得ですw
ああ言った「ゼントラーディーの戦艦がダイダロスアタックを受けて爆発する」様な爆発シーンは、庵野監督好きですからねぇw

> 堤真一大佐(笑)
ああいう人はかなり好きですw
「銃を突きつけたり自殺する前に、『銀英伝のリンチ少将』の如く、周りの将校たちに蜂の巣にされるのでは?」と言った疑問も有りますが、ああいう最後は好きですね。
南方で、上層部の無謀な判断で無意味に死んでいった兵士達の「凄く惨い話」と言うのは良く話のネタになるのですが、そういった兵士達を助ける為に、司令部に反してまで助けたと言うのがポイント高いです(富野監督も、この艦内クーデターのシーンで出ているそうです…しかも階級は大尉なので、石黒賢の大尉と共に、実質上は艦内クーデターのもう一人の指揮官と言えますね…そこら辺が書かれてないだけで)。
ただ、「だからと言って、その選択はどうなんだ?」と言うのが正直な感想です。
そう言えば、ADDの悪人シナリオ(プレイヤーが悪の帝国の大幹部で、敵は正義の神聖王国w)での戦争話で、私のキャラクターが敵の軍団長の一人をその部下を捕虜にし、「部下達を開放する代わりに、お前は国元にたどり着いたら自害しろ」とか言う事を(相手の正義の誇りを当てにして)、敵軍の戦意喪失を狙ってやってみたら、期待をあっさり裏切られた事が有ったのを、大佐が司令部の人間の為に用意した切腹用の短刀を見て思い出しました(--;
黒川 | URL | 2006/02/24/Fri 23:23 [EDIT]

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