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何故ガトーを掘り下げてはいけないのか?
・今回のレビュータイトル
 「RED GARDEN #19」
さて、先日「ガトーは掘り下げても面白みが無い」と書きましたが、
正確な表現ではありません。
「義に殉じたジオンの士」みたいなイメージで人気が有るガトーですが、掘り下げれば掘り下げただけ、そう言ったイメージでガトーを捉えている人には面白くない展開になるって事です。
そう言うのが無い人にとっては、掘り下げれば実に面白いキャラですし、私は全部分かった上でガトーと言うキャラ好きですが。

まず、ガトーと言うキャラの真実を捉えるには「星の屑作戦が何だったのか?」と言う所から始めなければなりません。
最終目的である「北米穀倉地帯へのコロニー落し」コレにはどんな意味があったのでしょうか?
連邦が危惧したのは「ジャブローへのコロニー落し」でしたが、連邦軍は「連邦の軍隊」な訳で、中枢は確かにジャブローにありますが、戦争が無い時には連邦を構成する各国々の軍隊な訳です。つまり、平時はアメリカ軍だったり自衛隊(あるいは日本国軍)だったりする訳で、ジャブローに戦力が集中している訳では無いし、各国の軍隊を率いる頭脳も、ジャブローとは別に居て、国連大使みたいな言わば連絡係がジャブローに集まっていたと言うだけ。
ジャブローが叩かれれば勿論大混乱になるでしょうが、デラーズフリートがその混乱に乗じて攻めて行く事はできません。連邦軍の戦力はほぼ無傷ですし、他国の軍との連携が上手く取れない可能性も有りますが、デラーズフリートが攻め込んだ地域の国軍は、独自判断で行動し、自国の防衛に当たるでしょうから。
第一、デラーズフリートはその名の通りだだの一艦隊に過ぎず、連邦と正面切って戦争ができる訳では無いのです。だから、ジャブローに落とす意味はあまり無い。
穀倉地帯を選んで落としたのは、地球側の食料プラントとも言える場所を壊滅させる事で、相対的にコロニーに食料を頼る様に持って行くと言った事な訳ですが、コロニーを落とした時点で、デラーズフリートだけでなく、スペースノイド全体が危険視されてしまい(ティターンズが作られた様に)、別にコロニーの地位が上がるとか言う事にもなりません。むしろ、食糧難の地域への支援は連邦に属する国家としての当然の義務ですから、スペースノイドは搾取にも近い強制的な支援を要求されるでしょうし、それによる地球側との摩擦も生じるでしょう。
アースノイドにスペースノイドを危険視させ、スペースノイドにはアースノイドへの反感を植えつける。それが星の屑作戦の目的です。
要するに「仮初の平和に甘んじるスペースノイドが許せない」「尻に火を付けてやる」と言った思惑から出た作戦であり、非国民を粛清するのが仕事である親衛隊の隊長、エギーユ=デラーズならではの作戦だった訳です。
言ってみれば、あの演説が全てだった訳ですな(^_^A

そして、ガトー達デラーズフリートや、連邦に投降しなかったジオン兵達もまた、(末端の一部隊的には)余力を残したまま終戦した事を良しとせず、自分達の戦いに自分達の手で決着を付けたい、自分はまだ自分の中の戦争に決着を付けられないんだと言った連中であり、そう言った自分と同じ境遇の者達の為に戦う場、あるいは死に場所を与えると言った思いがガトーを動かしていたのでしょう。
決して、デラーズの様に「もう一度、世界を戦乱の世に」とか言う戦争キチガイな事は考えて居なかった筈です。
しかし、それでもそう言った言わば自己陶酔的な事情に、世界を巻き込んで多大な迷惑をかけて自己完結と言うのは、あまりにもはた迷惑な話です。正直、規模こそ違えど、「オレ等が気持ちよければイイんだよ!」と言う暴走族と人間の程度は同じです。彼等にも仲間内での熱い絆とか、暴走にかける信念も有るでしょうから。
「下町工場がロケットを打ち上げる」みたいな物にも通じる所は有りますが、他人への多大な迷惑を物ともしないと言う点で、そんな良い話系ではなく、マガジンの不良漫画の様な物です。

掘り下げると「舎弟思いで信頼も厚い、暴走族の特攻隊長」になってしまうガトーは、その馬鹿さ(生き方の不器用さ)加減で私は好きな訳ですが、ガトーの言う大儀を、暴走族のそれと同じだと気付いてない人には不満だろうし、「ティターンズ誕生→スペースノイド弾圧→グリプス戦役」と、デラーズは自分の目論み通りに世界を再び戦乱に導いた訳で、その「親衛隊隊長に相応しい下種ぶり」「ヘルシングの少佐と同レベルのキチガイぶり」こそデラーズの魅力!…と思えない人が殆どだと思います。そう言う人は、そこらへんを掘り下げられると面白くない。
「軍事浪漫」それは表面的には美しい響きですが、突き詰めると崩れます。そう言った狂気を孕んでいる所が美しい訳ですが、それが分からずに嵌り込んでしまうのは、ちょっと危険なものがあります。

> RED GARDEN
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ガチ百合だ!Σ(゚ロ゚)
クソ…ケイトの事情を知っているから親身になっていただけで、後輩思いの良い人なんだと思ってたのに…
「悪ぶってるけど子供の面倒見が良い良い人なんだ」と思ってたら、最終回でその子を孕ましてた、白服の男を思い出しちまった(--;
もう、カオル君に裏切られたシンジ君の様な気持ちだよ!Σ(=ロ=;
ケイトと連絡を取った後に若い方の刑事も殺されたり、ケイトが拉致されたりとかも有るけれど、今回ケイトがらみのイベントはコレが一番でかかったよ(--;
そして今回はレイチェルが、ルークとやり直せると言う状況で、あえてルークを避けて泣くシーンが良い!
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レイチェルとしては、本当はやり直したい訳ですよ。しかし、自分はもうすぐ全ての記憶を失い、皆の前から消えてしまう。
「そんな状態でルークとやり直して、残されたルークがどう思うか?」「それなら、このままアマンダと…」だから、関係を戻そうとするルークを拒絶して一人で泣く。いやぁ、レイチェルは実にタイプだ…口説き甲斐がある(^_^A
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ある意味でそれと対になっているのがクレアと兄貴のシーン。クレアの父親に対する誤解をクローズアップしています。クレアにせよ、レイチェルにせよ、「このままの状態で記憶を失って皆の前から居なくなってしまって良い筈が無い」と視聴者を誘導する上手い見せ方ですね。
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re:うまさん
ガンダム世界の設定上、コロニーで食糧の完全自給は行われています。
輸入食料が無くならないのは合成でない肉類は(うまさんが書かれた様に)コストが非常に高くなる為に、贅沢品として本物の肉やコロニーで栽培される以外の野菜類を輸入しています。
要するに、完全自給は可能だけれども、今の日本のように何でも食べられるという状態では無い為、富裕層を中心に輸入している訳です。

また、地球の自然環境はかなり酷い状態で(宇宙開発によるロケット燃料の大気拡散など、環境汚染が酷いという70年代の日本の現状に沿ってファーストガンダムの頃にできた設定。人口爆発も)、コロニーからの穀物輸入という設定は元々存在するものです。
ガンダムの設定は時代の常識や「うっかりミス」によりコロコロ変わりますが(0080自体、0079では存在してたシドニーをクレーターにしちゃってますし)、少なくとも以前の設定ではコロニーから地球に食糧の輸出(おそらくは穀物のみ)が行われていたのは確かです。
黒川真琴 | URL | 2010/04/01/Thu 16:12 [EDIT]

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