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クレしんの映画(2003~2006)
原恵一監督の「河童のクゥ」がそろそろ公開となる訳ですが、
原恵一監督と言えばクレヨンしんちゃんの映画で名を売った人物。
特に「オトナ帝国」と「アッパレ戦国」が一般にも有名ですが、「暗黒タマタマ大追跡(バトルシーンも良いのですが、ひまわりが生まれたばかりの頃の話で、両親をひまわりに取られたという疎外感を持つしんのすけが、ひまわりを守る兄になっていく等、細かいエピソードも色々と良い)」と「電撃!ブタのヒヅメ大作戦(ぶりぶりざえもんで泣けた!塩沢兼人がもうこの世に居ないと思うとまた泣けるorz)」も私は好きです。

で、原恵一監督の作品はおおむね好評のクレしん映画ですが、他はどうなのかと言う事で、今回は最新作(と言っても、公開されたの春だけどビデオ出てないし(^_^A)の「嵐を呼ぶ 歌うケツだけ爆弾!」を除く原恵一監督がバトンタッチした後の4作品を簡単にレビュー。

嵐を呼ぶ 栄光のヤキニクロード
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監督:水島努
映画の傾向:正統派アクションコメディ
評価点:7(見た後、特に教訓とか残らないけど、何か良い映画)

感動作品として仕上げているオトナ帝国とアッパレ戦国の後と言う事で、原点復帰でスカッとしたギャグアニメになってます。
もう何にも考えないで見れるギャグアニメ(褒め言葉)w
ただ、良く言われる事ですが、ラスボス登場後がどうも…
また、これは翌年のカスカベボーイズにも居える事なのですが、映画マニアにしか分からないパロディが多くあり、映画好きな人間は騙されたと思ってヤキニクロードとカスカベボーイズをレンタルしてみるのも一興かなと(^_^A
野原一家の歌うEDも良い感じで物語を締め括っています。
登場人物に関しては、何はなくとも少佐w
天城に関しては最後まで悪役で通した事は良いのですが、だからこそ戦闘動機と言ったものを明確にする必要もあったかなと。
ちなみに、「むさえちゃんのヤキニクロードだゾ」という作品も有りますw

嵐を呼ぶ!夕陽のカスカベボーイズ
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監督:水島努
映画の傾向:トワイライトゾーン、世にも奇妙な物語的な作品
評価点:7.5(臨場感、緊迫感何かは良い感じ)

子供たちが映画の中に閉じ込められてしまう。探しに行った野原一家も映画の中に取り込まれて…そんなトワイライトゾーン的な作品。
いや、私がトワイライトゾーンと言われてピンとくるのは、スピルバーグとかの映画の方ですが…あと「やめてよハスター…クトゥールー!」「イェース!クードゥールー!」は「世にも不思議なアメージング・ストーリー」のTVシリーズだったかなぁ?この話は、後に世にも奇妙なで、パクられてるんだよね(「おばあちゃん」と言う作品)。孫に乗り移るのは祖母自身で、クトゥルーと関係なくなってるけど…ホント日本のドラマは韓国の事ばかり言えない。
閑話休題。
太陽が動き出すシーンの盛り上がりや、パンツが発動するシーンとか、この映画には兎に角カタルシスが有るんです。そして、カタルシスを生み出すのはそれまでの徹底した抑圧描写が有るからで、そういった絶望的な状況の描写も凄い。
また、この映画には幾つか語られる事が無いままに終わっている謎が存在し、それも巷で評価の高いポイント。
この映画で語るべき登場人物に関しては、誰がなんと言ってもつばきちゃんでしょう!
しんのすけが初めて恋をした未成年と言う特別なポジションで、文句無くこの映画のヒロインです。彼女の正体(本当に映画の中の人物だったのか?なぜ裸足なのか?)も色々な憶測があって、シロ説も有るのですが私は「どっちとも取れる様に作った」だと思いますw
シロだとすると不自然な所も多々あるし、そもそも「中の人は変えない」のがアニメのお約束です。そういった前提で、シロと思える要素をいくつも出す事によって、つばきは映画の中の人物と言う終わり方に納得できない人達に「つばき=シロ」と言う解釈を残す。ズッコイけれどなかなか良い作り方w
だから、「つばき=シロ」も「つばき≠シロ」も双方正解であると言うのが私の見解。見た人が納得行く方がその人にとっての真実。
この映画に残された謎は、そういった手法であり、作り手が9割作って、残り1割は見た人がそれぞれ自分の中で作ると言った感じでしょう。
TVシリーズ2クールやった上で、映画の4割以上を見た人の解釈に頼るとかいう映画は駄目だと思いますが、1時間半の映画の1割だけなら、まぁ良いかなと。

伝説を呼ぶブリブリ 3分ポッキリ大進撃
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監督:ムトウユージ
映画の傾向:オタ向け
評価点:4(中弛みが…あとラストも)

前半の30分ぐらいは楽しめた、45分ぐらいから同じ事の繰り返しに飽きてきて、みさえのコスチュームと怪獣のデザインしか興味なくなってきます(^_^A
ひろしとみさえがネトゲ廃人化して、現実世界に被害が出る1時間過ぎから復調し、そして、ラスボス登場後はまた落ちる(--;
何故クレしん映画はラスボスでグダグダになる事が多いかな(^_^A
「暗黒タマタマ」はラスボスを倒した後の「くらやみのくも」的存在がグダグダで、それはオマケみたいな感じだったから良かったのですが…自分自身(肉親、クローン)と戦うと言うのは本来一大イベントなんだけどなぁ…まぁどう盛り上げても「ブタのひづめ」のしんのすけvsブリぶりざえもん(ブリぶりざえもんはしんのすけの創造物であり、敵が自分の変形)に勝てないけど。
パロディに関しても、それまでは洋画や日本映画等のパロディが多かったのに対して、ムトウユージ監督の作品は露骨にオタ向けのネタが多いんですよね…「ケツだけ爆弾」はまだ見てませんが。
登場人物に関してはみさえですね。数々のコスプレといい、ラストのグリグリと言い(^_^A

伝説を呼ぶ 踊れ!アミーゴ!
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監督:ムトウユージ
映画の傾向:ホラー
評価点:5(前半1時間の評価は8)

「終わり良ければ全て良し」そういった言葉があります。では、終わりが悪かったら?
そう、駄目駄目なのです…orz
前作の問題点を考慮してか、最初から話に緊迫感を持たせて作っています…しかし、
これ、クレしんでやっちゃ駄目だよね(^_^A
見慣れたセミレギュラーキャラ達が寄生獣の如く豹変するとか、子供たちトラウマだよ(--;
(ちなみに、画像は野原家の隣に住むバカ夫婦、ミッチー&ヨシリンのミッチー(偽)が、顔面殴られたシーンです)
こういった事から、途中で子供達が席を立つケースが多かった様です…いや、ホントやっちゃ駄目な事だから(--;
シンエイ動画の社長は「アッパレ戦国」のラストを子供向けではないとして苦言を呈したそうだけど、そっちよりもこっちの方が駄目だろ!Σ(=ロ=;
視覚的な恐怖だけでなく「良く知る隣人達が、偽者と摩り替わって行き、誰も信じられなくなる」と言う手法は、大人にも通用する恐怖で、非常に緊迫感ありました。風間君と言った重要なキャラも(母親を信じたいが故に)途中リタイアしますし、「三分ポッキリ」の様に敵に対する有効な攻撃手段が無いので、非常に絶望的で「どうなってしまうんだ?」と話に引き込まれます…ラスボス出るまでは(--;
ホント、何故ラスボスでグダグダになる?Σ(=ロ=;
ラスボス登場後はギャグ傾向が強くなっているのに、登場人物達はいたって真面目で、「この人達は一体何してんだろう?」と一気に覚めてしまいます(^_^A
何というか「図ったなシャア!」
(注:ラスボスは池田秀一)
ラストはグダグダですが、お金払ってみるなら兎も角、ようつべとかで見る分には良いかと思います(カスカベボーイズはレンタルで見ても損は無いかな?)。
登場人物はジャッキーを挙げるべきなんだろうけど…話の導き手になる筈のキャラなのに、圧倒的にキャラが弱い(--;
こういう「誰を信じればいい?」的なノリにする場合は、話の冒頭で不審人物として出すべきなのですが、登場するのは20分過ぎ&最初からお助けキャラとしての登場。ですから「こいつを信じて良いのか?」とか「本当に信じるべき人間から逃げ回って、自分からピンチになる」と言ったお約束も無く、故にキャラが弱くなっている訳です。
だから、ジャッキーよりも風間君がこの作品で挙げるべきキャラになってます。
風間君は他のキャラよりも早い段階でヤバイ場面に何度も遭遇し、それでも自分の母親や先生達を信じたいという思いで、それを否定します。
そうやって自分の「日常」を守ろうとしているんですね…その日常はもう崩れてしまっていて、風間君のしている事はただの逃避でしかないのだけれど…そういった理由から、彼はメインキャラであるのに、母親を信じようとして前半40分で消えます。
「メインキャラでも消える」と言う事を見せ付けてくれた風間君こそ、今回の映画のキーマンと言えます。
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