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テーマは分かりやすく、尚且つホラーは全部を理解させては駄目
だいぶ見てなかったんだけど、昨日たまたまGX見ました…
これ最終回で良くないか?(^_^A
1話のデュエルになぞらえたクロノス先生との戦いは、非常に良かったよ。
なんか、下手に「最終回は遊戯と対決」とかやるより、この話を最終回にすべきじゃないかな?

さて、今回は前回紹介した「予言」と「輪廻」の感想。

予言は…30分で纏めれば面白かったかも知れないけど、2時間の映画でやるには話として弱すぎる(--;
むしろ、この話をOPとオチに使って、若窪が主役の話、霊能力者が主役の話、鬼形レイが主役の話等を、時間軸ごちゃ混ぜにしてオムニバス形式で見せて行った方が良かったんじゃないかな。パルプフィクションの様に。
あと、罰ゲームで娘を救えちゃ駄目でしょΣ(゚ロ゚)
ナニその「神の罰(慈悲)」(--;
そんな訳で、点数を付けるとしたら20点。
個人的には、若窪の正体が宇宙人で、恐怖新聞が「ガシャーン」とガラス窓突き破って入ってきたら、あと5点出しても良かったかもw

輪廻は見せ方は上手く、映像的な見せ方、演出には引き込まれます。あとは重要なネタバレを含めないと語れないので反転で。
(以下ネタバレ)

いせくへのレスにも書いたけど、序盤で優香が殺された少女であるかのようなミスリードを使いすぎたせいで、「逆に違くね?」と見ている側が感じてしまい、そこの演出が不味かったかなと。
また、話としても「優香の前世は大量殺人者でした」と言う事だけであり、あんまり深みが無かったりするのが残念。
むしろ、優香の前に少女が現れた理由や、監督が優香を少女に起用した理由が単純な復讐だけではなく、やっぱり父親を慕っていたと言ったような描写もあるので、「優香=父」判明後は殺された子供たちの側の視点があっても良かったかなと。

ちなみに「子供たちが父親を慕っていた」と感じた理由は、ラストカットで優香の瞳に知性が戻ったシーン。
完全に前世の人格に覚醒したと取れる訳ですが、それまで怯えていた優香は狂った感じではなく優しげき微笑むんですよね。子供たちも「自分を殺した父を苦しめる」と言う事ではなく、ただ傍らに居るだけですし、子供を殺した罪の意識や子供たちの怨念と言う解釈では「狂気→知性を取り戻して微笑む」と言う演出は説明できません。
優香の精神世界ではありますが、少女は優香が自ら命を絶とうとするのを止めていますし、8ミリの映像で、子供たちが父親を慕っていた事は見て取れます。
そういった事から考えられるのは、子供たちは単純に父親の傍に居たかったんじゃないかなと。
だから、少女も父を慕って優香の傍に現れて、その事が「優香=少女」というミスリードにもなる。ここら辺は(この解釈通りだとすると)話としてよく出来ています。つうか、見ている側にそう解釈させないと、「殺されても父を慕う子供」と言う悲しい話が「ミスリードの為のあざとい演出」にしか移らないので、そこは誰が見ても分かる様にハッキリ描くべきだろうと。
婦人にしても、子供たちを殺した夫に対する憎しみだけではなかったのだろうなと思うのですよ。
仏壇には家族の写真が備えてあった訳ですし、単純に子供達を殺した夫に対する憎しみだけであったならば、これも有り得ないですし、ラストの人形とスーパーボールは優香を苦しめる為ではなく、夫を慰める為のものだったのだろうと。
また、父への単純な思慕だけでない事も、監督が優香に人形を見せて「殺された少女の思いを」云々と言った部分で感じられます。
そういった意味でも、殺された子供たち(婦人含む)の感情は、オチとしてもう少し描くべきだったかなと。

他に描くべきだったのは、「実験」が具体的にはどういうものだったのかという事。
子供たち以外の被害者は単なる巻き添えですが、彼らの生まれ変わりと思われる人物達も巻き添えになってますから、やっぱり実験の影響を受けていると考えた方が良い訳です。
さらに、優香が見た殺された者たちの幻影ですが、8ミリの記録を見る限り、父親自身も何かに追われる様にしていました(自宅(?)で転ぶなど)。
そう言った事がただの幻覚でない事は、冒頭から登場している殺された者達の怨念の存在によって理解できるのですが、「人を殺した→幽霊になった」と言う事に理由が欲しいし、その理由として考えられるのが「実験」な訳ですから、そこら辺の具体的な種明かしが欲しかったなと。


私はあのラストを、そういう解釈で見たので、結構評価はしてます。
ただ、エンターテイメントは万人向けに門戸を広く開けるべきであって、そういった意味では描くべきを描いてないなと(--;
ラストも「雰囲気で分かってもらおう」と言う為の尺と台詞による説明の省略だと思うのですが、ネタバレの所に書いた部分を見る側が理解していないと、ただダラダラとしたシーンですし、理解させるための力も不足している(だからダラダラした印象になるんですが(--;)。

人は、理解できないものに対して反感を持ちます。それが恐怖に繋がる訳ですから、ホラー作品は1から10まで説明しては駄目な訳です。恐怖の部分を理解されては駄目と言うか。
そういう意味では、「実験」の部分は三割描けば良い程度ですが、実際には一割(実験の目的)しか明らかになってませんから、もう少し描写して方向性を示した方が想像の余地が出るし、見る側は恐怖を感じるのではないかなと(^_^A
で、ホラーは見る側に理解されては駄目とは言っても、作品のテーマだけはちゃんと理解してもらわないと作品として駄目ですからね。ホラーは難しいなぁ(--;
この作品は、そのバランス取りを「見る側に理解させ難い」方に傾きすぎたのが致命的な欠点。多分ラストのサジ加減でどうにでもなった筈なんですけど…そのサジ加減を間違えたなと。
作り手が「見る側は、俺が伝えたい事をこの位理解してくれる筈」と考えている事が10だとすると、実際には殆どの人間は5しか受け取ってくれないで、8まで分かってくれればかなり作品を評価して、積極的に分かろうとしてくれている人間です。そう、見る側は話を理解しようとしますが、作品を気に入らなければ8まで理解しようと思わないでしょう。
だから、見る側に8まで伝える為に、作り手は「クソ分かりやすい、陳腐な説明を入れる」か「見る側を引き込んで、積極的に理解しようと思わせる」か、或いはその両方をバランス良く使う必要があります。
まぁ、私の場合は、自分のシナリオに自信が無いので、「クソ分かりやすい、陳腐な説明を入れる」と言った事をやっていて、自分でも「ちょっと、これは無いな…(--;」と言うバランスなのですが、それでも理解されないよりはマシかなと思って、あえてそうしているのです。
が、「輪廻」の場合はそういった私の方針の真逆で、「理解してくれなければ理解してくれないで良い」と言う割りきりが、羨ましいと言うか反感を覚えると言うか(^_^A
そういった事で、評価はしていますが65点。
これに優香の演技を足して70点。
高いような低いような点ですが、70点は私としては絶賛の部類に入る高得点ですよ?
見た事ない人は見た方が良いとお勧めできる点数。

さて、今夜は

ゼブラーマンだw

この歌、劇中では貶されてますし、実際
♪今日がお前の~
♪ららら命日だーーーーーー!

という歌詞は、どう考えても無しなのに、水木一郎が熱唱するとカッコよく思えてくる不思議。
「ブロロロローーーー!」もカッコ良く聞こえるんだから当たり前か(^_^A

ちなみに、劇中劇のゼブラーマンは置いとくとして、映画のゼブラーマンはウイングマンのオマージュ的な作品であり、ラストの展開もウイングマンの対ライエル戦と似た部分があります。
じゃぁ、パクリで駄目なのかと言うとそんな事はないので、見れるなら録画しても見といた方が良いかなと。
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マッシュアップサーチラボ 2007/12/27/Thu 10:23
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